この項目における教材のねらい

<テーマ:自ら学ぶ>

 お子さんに考えたり試したりしてもらいながら、学びを感じてもらうページで、この後の体験部分の導入となっています。

いろいろな表現があり、じ〜っと観察することでいろいろなものが見えてきたり、感じてれることを学ぶページです。考えるためのヒントを提示し、また豆知識的な解説も加えてあります。

 

<留意事項>

*キミはどう思う?

 このページでは、どちらが好きか、どこが面白いか、などをお子さん自身に感じてもらうためのページです。正解はありません。また、日によって好きなものが違う事もあります。ただ、どちらが好きかを言葉に表すことを促してください。どちらが好きか、なぜ好きかを表現できることが大事な要素です。時には両方好きと答える場合にもあるでしょう。その時にはそれぞれにどういうところが好きかを答えさせてください。

 「感じる」という重要な要素とともに、「感じた事を表現する」という要素が、次の実体験につながります。

*よ〜く見てみよう、感じてみよう

 実体験をしていただくページです。

 いよいよお子さんが、自分で作業をおこなっていただくのですが、じっくり考えたり、想像したりする時間を与えてあげてください。現代は、なにかとスピードが勝負という風潮がありますが、創造や表現の分野では、スピードは問題ではありません。

○最初の写真家の目線で紹介する映像は、興味をもっていただくためのもので、必ずこのようにしなければならないというものではありません。

 2人の写真家を例にとってお見せします。

○次の写真を分割させるページでは、先の写真家の目線を実体験できる要素として作成してあります。

 まずは、全体をよく見させ、おおよそ9分割の目安をつけ、どの辺りを選びたいのかを考えさせてください。もちろんどこを選んでもかまいませんが、おそらくは想像していた画面とは、印象が異なると思います。どうして印象が異なるのか、また、どうしてその部分を選らんだのかを聞いてあげてください。

○最後の物語からイメージした絵を描くというページでは、できるだけ朗読を聞いてください。文字も表示されますが、文字を読む、追いかける必要はありません。また、何度聞いていただいてもかまいません。

 絵の描き方も自由です。何枚も描いてもかまいませんし、1枚で終わってもかまいません。また1枚の紙に1つのイメージだけを描くといった限定もありません。

 2つのお話が出てきます。同じ日に2つとも描くよりも日を変えておこなった方が効果的です。また、1つの物語を別の日に聞かせ、新たな絵を描かせてみてもいいでしょう。

 そして、描き終った後に、必ず、これはどういう場面なのかを聞いてあげてください。特にその絵の中に描かれている部分を、「これは何?」と具体的に聞いてあげることは、よいことです。

 お子さんの答えからたとえ、そうは見えなくとも、決して否定しないでください。また、その絵に手を加えることや筆や鉛筆を持つ手に手を添えて描いてあげることは絶対にしてはいけません。

 時にはお子さんとご一緒に描き、お子さんの作品とともになぜここが描きたかったかとか、これは何だと、一緒にお話しされることもいいことです。

閉じる